モバイルエンジニアとして
働くことの面白さと成長
NRIネットコムでモバイルエンジニアが
どのように業務に取り組み、成長しているのか、
フリーランスで活躍されているゲストを迎えて語ります。
堤 修一
フリーランス
iOSエンジニア フリーランス
大手SIer、大手精密機器メーカーを経て自社サービスを開発するベンチャーに転職。2013年よりフリーランス、2016年にサンフランシスコのスタートアップの社員となり渡米。2018年に帰国しフリーランスとして活動を再開。
岩崎 聖夜
NRIネットコム
モバイルアプリ開発チーム
アプリケーションエンジニア
総合情報学部卒 2016年入社。学生時代にモバイルアプリを自主開発。入社後は大手EC企業などのモバイルアプリ開発業務に従事。現在は、数百万人のユーザーを持つ大手WEBサービス企業のモバイルアプリの開発が主な業務。
佐々木 拓郎
NRIネットコム
クラウド事業推進部部長
Webおよびその関連技術の評価ならびに設計・開発・運用に従事。2010年にiPadを利用した会議ソリューション『モバイル会議』を開発。近年は、開発体制を支える組織のオーガナイズ等に注力。2019年よりAWSのAPN AmbassadorおよびTop Engineerに選出されている。
初めてのモバイルアプリ開発が成功体験に
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佐々木
堤さんは30歳を過ぎてから突然モバイルアプリのエンジニアを目指したのですよね。なぜモバイルアプリ開発の世界に?
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堤
僕は会社員だったころ、肩書としてはエンジニアだったものの、実際には会議に出たり資料を作ったりするのが主な業務内容で、自分でプログラムを組んでいたわけではないんです。でも30歳を前に、後に3社目となる自社サービスを開発するベンチャーの存在を知り、自分で考えたものを自分で作って世に出すということに改めて憧れを感じるようになり、転職を目指し始めました。週末、スクールに通ってActionScriptを勉強し、Flashの作品をつくったりしていました。31歳でその会社に転職し、Flashの部門を希望していたのですが、配属はサーバーサイドエンジニア。その素養もなく興味の方向も違ったため会社に全く貢献できず、すべての仕事をはがされ、入門書を渡されて「これを読んで勉強しておいてください」と言われました。
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佐々木
サーバーサイドエンジニアとアプリエンジニアは全然違いますね。
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堤
ただFlashやiPhoneアプリに興味があったので、アプリのアイデアや休みの日に作ってみたものについて会社の日報に書き連ねていました。すると、アプリ開発チームの人から「写真の顔のシワを取れるアプリがつくれないか」と声がかかったんです。そのアプリを機に、当時少しずつ依頼が来るようになっていたiPhoneアプリ開発案件の仕事が回ってくるようになり、「これが社内での最後のチャンス」と思って死に物狂いで取り組みました。
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岩崎
最初にご自身でつくったiOSアプリは何でしたか。
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堤
「余命電卓」です。誕生日を入力すると今の年齢と平均寿命から換算される余命を出すというシンプルなものでしたが、時代の後押しもあってか、結構ヒットしました。iPhone 3G、iPhone OS 3の時代でした。岩崎さんは?
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岩崎
僕は学生のときにAndroidアプリをつくったのが最初です。大学で研究していた顔認識と占いを組み合わせた顔相占いアプリをつくったら、約10万DLを経験しました。
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佐々木
私の場合はiPad発売時、社長から「これで会議アプリをつくりなさい」と言われたことがきっかけです。ただ初めてなので、肩慣らしのために、まずは個人で複利計算のアプリをつくりました。国内より海外からのDLが多く、日本から世界に発信できることに可能性を感じました。
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岩崎
そういう直接のリアクションが感じられるのもモバイルアプリ開発の醍醐味です。私の場合、ビギナーズラック経験もモバイルアプリ開発にはまっていった要因かもしれませんね。
ものづくりをとことん楽しめる
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佐々木
モバイルアプリ開発の面白みってどこにあると思われますか。
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堤
iPhoneアプリはSDKが整っていて、最初の一歩が踏み出しやすかったと思います。例えばブラウザを作るのはとても難しそうなイメージでしたが、本に書いてある通りに3行ほどのコードを書くだけでできてしまったときはびっくりしました。自分が普段使っているデバイスで自分の書いたプログラムが動く、しかもそれが簡単にできることに感動しました。
また、世界中で多くの人がiOSのデバイスを保持しているというユーザーベースがあり、その利用者がアクセスするApp Storeというプラットフォームが展開されているので、チャンスが開けていることも大きいですね。iPhoneはデバイスとして優れていて、通信可能でセンサー類も多様、画面がきれいでカメラも優れていて、位置情報も取れるし、しかもプログラマブル。
優れたデバイス上で自由度高く簡単にアプリケーションを作れ、世界中のユーザーに届けるチャンスがあり、しかも仕事にもなりやすい。とても恵まれたプラットフォームだと思います。 -
佐々木
私は大学時代は別の専攻で情報工学などは学んだことが無かったので、入社前にC言語など幾つかの本を読んでみました。しかし、IT素人であったその時点では、何を作れるようになるのかイメージがつきませんでした。その点、iPhoneやモバイルアプリは画面にダイレクトに表示可能で、ゲームなど具体的なものがすぐに作れるといった、わかりやすさも魅力です。
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岩崎
今のユーザーのタッチポイントはモバイルですから、そのインターフェースをつくることでユーザーからの直接的なフィードバックも受けられ、それに対して開発者としてどう応えるかを含め、ユーザーとともに継続的に改善していく楽しさも感じられます。データを分析すると、ユーザーの声=フィードバックではなく、ユーザーの行動履歴=フィードバックであることを感じますし、アプリ改善やブラッシュアップにも生かせます。
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佐々木
ユーザー行動からのフィードバックは、具体的にどのようなもので、どのように活かしていますか。
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岩崎
ユーザーがアプリのどの機能を開いたか、何をクリックしたか、あるいはどこからどこに行ったなどの行動履歴ですね。これらを集約し、到達してほしい目標値に至らず離脱した理由を分析することで、UIや機能の変更を施し、改善していきます。
お客様ともフランクに密にコミュニケーションを取る
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佐々木
今、チームで開発を行っていると思いますが、どんなスタイルで仕事をしていますか。
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岩崎
この1年のプロジェクトはコロナ禍の影響で基本的にフルリモート体制のため、チャットを使ったテキストベースのコミュニケーションを取りながら開発を進めています。また、ウォーターフォールアジャイルのようなハイブリッド方式も増えました。全体的な開発スケジュールはウォーターフォールで組み、現場の開発サイクルはアジャイルで回す。ウォーターフォール型のモバイルアプリプロジェクトと違うのは、柔軟さが増したことかと思います。
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堤
僕はフリーランスですので基本的に仕事は1人で進めていますが、多くの会社の方と、いろいろな仕事をするのは、気づきも多いですね。ここ数年はiOSの中でもBLEやMetalといった専門性の強いパートの開発をお引き受けすることが多かったのですが、つい最近、一部分を担うだけでなく、アプリ全体の開発を引き受ける方向に回帰していっています。専門性の高いところだけをピンポイントで受ける方が技術の向上や収益面では効率が良いのですが、「ものづくりの楽しさ」はやはり全体を作ったときの方が大きいので。
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佐々木
NRIネットコムはチームで開発することが多いので、チームをどう構築するかが難しいところです。岩崎さんはその点で多様な経験をしていますが、どのような工夫をしていますか。
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岩崎
気になる点の改善には意思疎通や情報共有が重要になってきます。コロナ禍前は、テキストベースのコミュニケーションだけでなく、土壌づくりのために週1回、1時間の雑談会を開いていました。メンバーは最大8人で、1人当たり5分ほどその週にあったことを話すのです。心理的負担なく雑談できる場があったのはプラスになったと思います。
雑談の最中に課題が見つかれば解決に向けて別途時間を設けることもあれば、その場で答えを出すこともあります。 -
堤
先ほどデータ分析からアプリを改善していくサイクルが面白いというお話がありましたが、NRIネットコムは自社内のデータ分析部門とモバイルアプリ開発部門とで連携が取れているのですね。
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佐々木
Google アナリティクス360プレミアセールスパートナー認定を受けていますし、Webの分析はもちろん、最近だとモバイルアプリの分析も必要になっています。そんなときに、分析専門のチームと横の連携ができることは大きいですね。
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岩崎
社内だけでなくお客様とも所属する会社の垣根を超えたコミュニケーションを取ることを心がけています。
会社から一定の裁量を与えられていることもあり、業務の話もそれなりに深掘りできますし、同じ会社に所属しているかのように、フランクで密なコミュニケーションを取る体制があることは特徴的だと感じています。 -
堤
そのお客様との関係性もNRIネットコムの特長の一つかもしれませんね。受託開発は、自社開発と違ってフランクで密なコミュニケーションが取りにくいといったイメージや、仕様書通りに作るだけといったイメージから、エンジニアの中には受託開発企業を敬遠する人も多いと思うんです。NRIネットコムでは、裁量を持って自分ごととしてお客様先のプロジェクトに取り組めるというのは魅力的なポイントですね。
お客様先には営業職ではなく、岩崎さんはじめエンジニアが話しにいくのですか。 -
佐々木
そうですね。提案もエンジニアが行います。
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堤
エンジニアがフリーランス的に自分の裁量で提案できるのも、プロジェクトを面白い方向に進められる要素ですね。
「正しいこと」に惑わされすぎない
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岩崎
NRIネットコムのモバイルエンジニアとしては、「ものをつくる」こと自体を楽しめて、そこに自分なりのこだわりを持てる人が向いていると思っています。どうすればもっと良くなるかという議論をすることで、洗練させていきたいからです。
SIerのエンジニアの場合、お客様の要求を満たすものをつくることが最低限求められますが、モバイル案件はその上でさらに付加価値を発揮できる柔軟さを持っていることが多いです。アプリの設計・開発により良い手法があれば新しい考え方や技術を導入したり、プラスアルファの付加価値をお客様に提案という形で提示しやすかったりします。また、そういったことをチームで議論できることがNRIネットコムの良さです。僕自身、やるべきことをやった上で自分のやりたいこともできる人と仕事をしたいなと思っています。 -
堤
モバイルアプリ開発の難しさは、入門はとても簡単なのに、一人前になる道のりがとても長いことだと思うのです。その中で大切なのが、世間の言う「正しいこと」に無理に合わせすぎないようにすることです。
例えばStack OverflowやQiitaを見るのではなく、一次情報である公式ドキュメントを読みなさいなどという人がいますが、公式ドキュメントは英語だったり、初心者には難しかったりする場合があります。もちろん一次情報に当たることは大事ですが、そこで前に進めなくなり、心を折られてエンジニアをやめてしまうことが一番残念です。
最初は間違った情報を拾ってしまっていい。内容をすべて理解しているわけでもないコードをコピペしてもいいんです。例えば現場でバリバリ活躍しているiOSエンジニアがXcodeのビルド設定に出てくる全ての項目を説明できるかというと、そうでもないと思います。わからないことには目をつぶりながらやっていく一面も必要です。
ただ学ぶべきことは多岐にわたるし、現場でしか経験できないこともたくさんあるので、独学で一人前になるのは難しい。即戦力でなくとも、育ててくれる環境があるNRIネットコムは駆け出しエンジニアにとって非常に貴重だと思います。スタートアップでは育てる体力がないところがほとんどですから。 -
佐々木
私自身、AWS技術について本を数多く書いてきていますが、それを頭から最後までパソコンに触らずに読んでいるタイプは成長しづらく、10ページくらい読んだらもう触って動かしてみるというタイプのほうが成長しますね。
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岩崎
確かに、まず手を動かしてみると、だんだん視野が広がり、別なことに興味が出てきて、そこを勉強して、また視野が広がる。その繰り返しで一人前になるのかと思います。
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堤
一次情報に当たる、正しいコードを書くことは大切ですが、間違った情報を真似てうまくいかなかった経験や、間違ったコードを書いて大変な目に合うという経験からわかることもあります。以前、新卒の方に好きなようにコードを書いていいよと言ったら、タイマーから呼ばれるメソッド中で、毎秒1000回、新しいビューを追加してクラッシュしていました。彼はもう二度と同じ間違いはしないのではと思います。
経験と周りの環境がスキルアップにつながる
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岩崎
実際にモバイルエンジニアとしてキャリアをスタートさせ、初心者から中級者にスキルアップするには、勉強ではなく経験がものを言います。必要なことに自分で気づき、知識や技術を得ようと動き、さらに気づきを得て別な経験を積む。それを繰り返すことで中級者になっていく。一方で、中級者から上級者になるには勉強が必要ではないでしょうか。
今は教える立場にもあるので、本人がたどり着かない気づきを与える役目なのかなと思っています。今、その初心者がどれぐらいの知識や技術を持っているのか、その場合どこでつまずくかがわかるので、どう対応したかを見ながら気づきを与えられれば、もっと視野が広がるのではないかと考えて、フィードバックしています。 -
佐々木
余裕のある体制をつくるのは簡単ではありませんが、チームメンバーの成長を支援できるように試行錯誤しています。私はスキルアップに関しては、ポイントが2つあると思っています。1つは経験を積むための環境があるかどうか。もう1つは初心者から中級者にアップするためには違う視野が必要なわけですが、その視野を持つ人が周りにいるかどうかです。
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堤
僕もそう思います。あともう1つ、数をこなしても成長しない人は、「今回はこうだった。次はもっと良くしよう」という振り返りと向上心が弱いのかもしれません。同じことをくり返さない、もっと効率良くできないかという気持ちを持って、改善できるようにする。少しでも良くしようとする視点を持ちながら経験していかなければならないのかと思います。
海外のカンファレンスで直に感じる“熱気”
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岩崎
NRIネットコムには海外のカンファレンスに参加できる仕組みもあって、僕は2017年に「WWDC」に参加し、翌年に「Google I/O」、さらに翌年に「AWS re:Invent」に出ていますが、あの経験はとても有益だったと思っています。テンションの高さ、盛り上がり、熱量を肌で感じて自分の考え方が変わるような刺激を受ける、という機会が与えられ、間違いなく成長につながりました。
現地にいる日本人エンジニアも海外からのエンジニアも、皆、自分がつくったもので自分を紹介する人が多くいました。僕も自分がつくったもので、自分を紹介できるようになりたいとモチベーションアップになりました。 -
堤
自分を紹介するという意味で言うと、書籍ってキャリア的にものすごくインパクトがありますよね。エンジニア同士でも、例えばiOSエンジニア同士は知っているけど、AWSの有名な人も知らないとか、隣の畑のことは全然知らないとかいったことが起きます。そんな中、初対面のエンジニアが何かしらの書籍の著書だとわかると、印象がガラリと変わるのではないでしょうか。NRIネットコムでは共著などで書籍を出せるチャンスがあるのも魅力だと思います。会社にいながらそういう実績が詰めるのは恵まれていますね。
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佐々木
社内で20人弱は書籍を出していると思います。
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岩崎
Webデザイン事業部との連携で、クリエイティブの改善や、UI/UXの最適化などが学べる環境があるのも強みだと思っています。システムを理解したデザイナーだからこそ、アプリのシステムとの連携をスピーディーに理解してもらえますし、エンジニアも提案する際に説明しやすくなると思うんです。
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佐々木
他にも、NRIネットコムは2020年にAWSパートナーネットワーク(APN)プログラムのAWSコンピテンシープログラムにおいて「モバイルコンピテンシー」認定を取得しているのですが、取得に当たり、岩崎さんが4時間にも及ぶプレゼンもしたんですよね。
総評では、技術もありモバイルもAWSも優れているのだから、ビジネスの規模を今の10倍、100倍にするように言われているので、良いメンバーとともに拡大していきたいと思っています。
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