- 2001年度入社
- 小林 歓子KOBAYASHI YOSHIKO
- NTシステム事業部 部長
転機は5年目。「システムを作りたい」自分に気づいた
私はNRIネットコムにシステムエンジニアとして入社しました。その後、様々な企業のシステム開発に携わりプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーを務めてきました。一見、順当にキャリアを積んできたように見えるかもしれません。でも実は入社5年目に転機がありました。
当時、大阪から東京に異動となり今後の業務に不安を覚えたタイミングで、仲の良かった同期の女性社員が入社4年目で辞めてしまいました。私も「辞めようかと考えている」と上司に相談したところ、当時の本部長をはじめ、他部署の部長までもが「他の仕事をしてリセットしてみてはどうだろうか」と部署異動を勧めてくれたのです。
Webマーケティング事業部に異動して仕事を続けていましたが、偶然、システム系の案件がこの部署に持ち込まれ、「小林さん、この技術に関する経験がありますよね」と言われて担当することになりました。久しぶりにシステムの仕事に触れてみると、本当に楽しかった。「私はやはりシステムを作りたいんだ」と気づいた瞬間でした。その後システムエンジニアに復帰したのですが、Webマーケティング事業部での経験は「お客様の要件を聞いて、実現したい方向性を理解してご提案し一緒に作り上げていきたい」という思いが芽生えるきっかけになったと思います。
そうして様々な企業様のシステム開発に携わり、2014年から任天堂様とのプロジェクトが始まりました。
任天堂様プロジェクト、目の前の仕事を誠実にこなすことが信頼感へ
現在、35人が所属する課で、任天堂様プロジェクトの全体の管理、お客様と体制の調整などのマネジメントをしています。プロジェクト始動時はすでにプロジェクトリーダーを務める立場で、システムの機能追加などを担当していました。一つひとつの業務に丁寧にお応えするうちに、任天堂様から「他のプロジェクトの担当が、NRIネットコムに仕事を頼みたいと言っている」とご紹介いただき、インフラ構築やデザインなどのお仕事を任せていただくようになりました。
任天堂様のような高い技術を自社でお持ちの企業様からご依頼をいただくのはとても光栄なことですが、特別な何かをしたわけではありません。ただ当たり前のこととして、しっかりスケジュールを立て、段取りを組んで、目の前の仕事を誠実に進めてきました。
またお客様からご要望があっても、違う方法が良いと判断すればそれをご提案します。お客様からは、「適切なアドバイスや進行管理がありがたい」とおっしゃっていただいたこともあります。
もちろん、ご要望に常に100%応えられてきたわけではありません。ただ「すぐに実行できない」ことでも、対策を講じ、ご要望に沿う形を追求してご提案するようにしました。すると「NRIネットコムは、ただ『できません』というのではなく、いつ、どのような体制であればできそうだという、具体的な解決策を提示してくれる」と評価していただけるようになりました。
パートナーとして今後も先を見据えた細やかな提案を
今は、開発の品質を高めていくことを課題としています。スピード感も大切ですが、「ただ動けばいい」のではなく「きれいにプログラムを書く」ことを重視し、システム運用上の保守性、可読性の面からも、先を見据えたシステム作りを心掛けています。
システム開発にはウォーターフォール型とアジャイル型がありますが、任天堂様プロジェクトはアジャイル型が中心です。逆にNRIネットコムはウォーターフォール型中心でした。開発の進め方は案件に応じてそれぞれ使い分けるべきで、NRIネットコムが担当するシステムの特性と、お客様自身の進め方によって、チームごとにやり方を変えるなど、柔軟にご提案しています。その結果、プロジェクトはよりスムーズに展開できています。加えて、任天堂様は細やかにコミュニケーションを取るお客様であり、私自身もコミュニケーションを重視し信頼関係を築きたいと思っていることも、功を奏しているかもしれません。新型コロナウイルス感染症拡大以前は業務外の時間に食事会やバーベキューをしたり、常駐メンバーがお昼休みにお客様と一つのテーブルに集まってゲームをしたりしていました。今も、「仕事仲間」として、密にコミュニケーションを取らせていただいています。
任天堂様のプロジェクトは新しい技術に取り組む機会も豊富で、メンバーが大きく成長できるのが特徴です。協調性を持ってチームでプロジェクトを進めていける方は、活躍する場があると思います。
※部署名・インタビュー内容は取材当時のものです。
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